少額債権回収サービスにより、売掛債権を回収した事例
1 事案の概要
依頼者様企業では、畜産用の飼料や農業用の薬品を販売していたところ、いくつかの取引先から売買代金が支払われないままとなっていました。営業担当の従業員を通じて何度も支払いを求めていたものの、話をそらされたり、居留守されてしまうなどして何年間も支払いを拒まれてしまいました。そこで、依頼企業様は売買代金の回収のために、弁護士に相談することになりました。
依頼者様企業は当事務所との間で顧問契約をしていたことから、弁護士は「少額債権回収サービス」の活用をご案内しました。その後、弁護士は依頼者様企業から取引内容を詳細に聞き取り、事実関係を精査した上で、依頼者様企業の代理人として各取引先に対して支払いを求めました。
結果として、各取引先から請求額全額の支払いがあり、円滑に債権回収に繋がりました。
2 弁護士の目
代金等の債権回収は、企業にとっては日常の業務の1つです。しかしながら、相手方との関係性や取引の経緯から、なかなか相手方からの支払いがない場合があります。効果が見込めないにも関わらず、自社の従業員に督促させていては会社全体の業務効率が下がってしまいかねませんし、売掛金ばかりが増えてキャッシュフローが悪化し、引いては会社の健全な運営に支障を来たしてしまう場合もあるでしょう。
債務者の中には「こわい・うるさい債権者だけに支払をしよう」という思惑を持つ人・会社も少なからず存在します。このような債務者には弁護士からの督促が効果的といえます。債権回収でお困りの場合には、ぜひ弊所にご相談ください。