メルマガ記事「北九州への支店展開について」
弁護士の林です。
今回は、私がかねてより希望していた北九州への支店展開をご説明させていただくとともに、それだけだとメルマガの趣旨に反するので、そこで生じうる法的な問題を次回検討していきたいと思います。
まず北九州への支店展開についてですが、本年5月に八幡西区の黒崎駅近くに出店することになりました。そして、私と新たに雇い入れた事務員さん1名と一緒にそこで勤務することになります。
ラグーンの支店ですので、現在担当している事件や顧問等の関係についてはこれまでと変わりません。そのため、結構な頻度で下関の事務所にいると思います。
法律事務所の支店展開というのは、最近では積極的になされており、山口県内でも支店展開をしている法律事務所も多くあります。
支店展開にあたってどこにするかですが、北九州は人口や企業数の割に弁護士の数が少ない、そして法律事務所は裁判所の近辺や小倉駅などがある小倉北区に集中しているということがあります。そのため、私としては小倉北区をあえて避けようと考えました。
初めは小倉北区の隣の戸畑区や小倉南区を検討しましたが、そこだと結局小倉北区の周辺という印象でしかないため、お客さんも中心部の弁護士を選ぶのではないかという指摘を受けました。また、私自身にどちらの区もなじみがないということもありました。
そこで出てきた候補が黒崎でした。小倉の中心からある程度距離があり、別のエリアという印象もあると思いますし、何より子どものころからよく遊びに行っていた場所なのでなにか安心感がありました。
場所を黒崎に定めて、物件を探しました。これまでも住居を賃借することは何度も経験していますが、事務所テナントを借りるのは初めてでしたので、どうしたらいいのかよくわかりませんでした。
それでも、物件を数か所実際に見て回り、自分がお客さんだったらどうかということを想像しながら決めていきました。結局、駅から徒歩5分程度で、初めて来るお客さんでもわかりやすい目印がある場所を選びました。具体的な場所はまだ契約前なので、後日改めてお知らせさせていただきます。
場所を決めるのと同時並行で、一緒に働いてもらう事務員さんを雇い入れることにしました。
募集や採用活動も事務所としては何度もありますが、私自身が関わったことはないため、これも初めてでした。募集はindeedというサイトを利用して募集をかけました。簡単に応募できるため、履歴書を送るように言っても送らずにそのままになった人もいましたが、応募はそれなりに来て、数人面接をして最終的に一人採用することができました。
面接ではどの人も印象が良くて選定はとても難しいと思いました。
5月まで下関で勤務してもらいながら仕事を覚えてもらい、一緒に支店に行く予定にしています。
あとしなければならないのは、内装やデスクなどの備品などを決めていくことですが、それについては現在業者の選定も含めて検討中です。
もしこのメルマガを読まれてアドバイスくださる方がいらっしゃいましたら、ご一報いただければと思います。
次回は、不動産の賃貸借契約について、また従業員の採用についての法的な問題にも触れていきたいと思います。