詐欺被害を徹底解析!詐欺を見破る3つのポイント
弁護士のコメント
今回は、「詐欺被害を徹底解析!詐欺を見破る3つのポイント」というテーマでセミナーを行いました。
詐欺といえば、オレオレ詐欺など個人をターゲットとするものをイメージする方も多いと思います。近年では、個人をターゲットとする詐欺も巧妙化していますし、企業をターゲットにするものも増えてきています。
今回のセミナーでは、①法律における詐欺の定義、②詐欺被害の回復や予防方法、③詐欺を見破るポイントに絞って解説し、最後に④見破る3つのポイントに沿ったケーススタディを行いました。
会社代表者や役員であれば騙されることはないと思っていても、現場の従業員も含めて考えると、被害に遭ってしまうケースも十分想定できます。詐欺被害の最も難しいところは、一度被害に合うと回復が著しく困難な点にあります。その一方で全従業員に詐欺を見抜くスキルを身につけさせるというのも必ずしも現実的ではありません。本セミナーを活用いただくのも勿論1つの予防方法ですし、「新たに取引をする相手については商業登記簿を確認する」、「契約をするときは、他部署に契約書や申込書を回付して決済を得る」など社内ルールを定めて、周知徹底をするという方策も有用であるといえます。
酷暑の日が続いていますが、今回は13社の企業様の参加申込みがありました。実際に参加された方からは、詐欺を見破るためのポイント解説が参考になった、具体例の紹介が参考になったなどのご感想をいただきました。
次回のセミナーは令和7年11月頃の開催を予定しています。当法人では引き続き、会社の利益につながるよう、法務+αの観点から情報発信を行っていきます。
当日の様子