会社に面接に来た者から過剰な請求をされた事案
事案の概要
依頼者に対して、入社希望者である相手方から「不当な扱いを受けた」とのクレームがあった。
依頼者は、相手方に対して、面接などの手続は適正に行った旨の説明をしたが、「誠意を見せろ」などと言われて、取り合ってもらえなかった。
解決に至る経緯
弁護士が継続相談という形で入り、依頼者が相手方に対して弁護士を介入させる旨の説明したところ、相手方の攻勢が弱まり、最終的には謝罪をする形で解決となった。
弁護士の目3
企業にとって、消費者等からのクレームというものは切っても切り離せないものです。勿論、正当なクレームであれば、企業は真摯に受け止め、謝罪・原因究明・再発防止を行わなければなりません。
しかし、ときに、消費者が感情的になり、法的におよそ妥当とはいえない請求をしてくる場合があります。そのような法的妥当性を欠く請求があった場合、対応を誤ると、従業員の心身の健康を害する結果になるのみならず、企業にとっても大きな損害が発生することがあります。
大きなトラブルに発展しそうな場合には、速やかに弁護士などの法律専門家に相談することをお勧めします。