体罰があったと生徒の親から慰謝料を請求された教師の事例

事案の概要

学校の教諭であった依頼者が、生徒に対して体罰を加え、生徒のご両親が学校及び依頼者に対して、治療費・迷惑料の支払いや、誠意を示すことを請求してきた事案である。

学校及び依頼者は生徒及び生徒のご両親に対して謝罪し、然るべき賠償をする旨を伝えたが、生徒のご両親は「誠意を示して欲しいだけ」などと述べ、治療費の明細などの開示はなく、具体的な金額の提示もなかった。

 

解決の経緯

弁護士が介入し、まず、学校及び依頼者が真摯に反省している旨を伝え、適正な賠償を行いたい旨の意思を表明し、そのために、治療費等が分かる資料の提出をお願いした。

また、同様のケースで裁判になったケースを示し、慰謝料としては10万円が妥当であることを伝えた。

その結果、当事者間で示談が成立し、事件は終結した。

 

弁護士の目

このようなケースでは、まずは加害者側が真摯に謝罪するのが鉄則です。しかし、被害者側が「誠意」という抽象的な要求をしてきたり、法外な金額を請求してきた場合、安易に応じてはならず、法律・判例に従って、あくまで適切な賠償を行いというスタンスで対応しなければなりません。

適正な賠償額は、類似の判例等を調査しないと分からないので、まずは弁護士に相談することをお勧めします。

 

  • 下関の弁護士による無料相談会

    毎週土曜日 10:00~17:00

  • 下関の弁護士による無料メールマガジン
  • 下関の弁護士 弁護士法人ラグーン採用情報
無料法律相談会

毎週土曜日 10:00~17:00

  • 無料メールマガジン
  • 採用情報