被害者からの過大な請求に対して交渉を行った事案
事案の概要
相手方が依頼者に対して、某所において怪我を負わされ、仕事を休まざるを得なくなったと主張して、損害賠償を求めた事案である。
詳しいことは記載できないが、事故態様からして、仕事を休まなければならないほどの怪我を負うとは考えられないような事案であった。
解決までの経緯
弁護士が介入し、事故態様などからして相手方が主張するような傷害が発生するとは考え難いことを伝え、診断書などの傷害の内容・程度を証明する書類の提出を求めたところ、数万円の支払いで示談するということになった。
弁護士の目
日常生活において、ふとした不注意で他者を傷つけてしまうことがあります。傷害が重大でなければ、真摯に謝罪することで事態が収束することが大半ですが、時折、被害者であるという強い立場を利用して、被害者が加害者に対して明らかに過大な請求をしてくることがあります。
自らの過失で他者に怪我を負わせてしまった場合に、真摯に謝罪し、然るべき損害賠償を行わなければならないことは当然ですが、法的に全く根拠のない法外な要求に応じる必要はありません。
被害者の法外な請求に対しては、民事的には、債務不存在確認の訴えといって加害者の方から積極的に裁判所に対して一定額を超えては支払義務がないことを求める訴えを提起することもできますし、請求態様が悪質な場合には、刑事告訴することも検討されます。
このようなケースでは、一人で悩まず、心身に異常をきたす前に、弁護士に相談してください。
- 弁護士が間に入り、スムーズに退職をすることができた事例
- 無料期間経過後に自動更新となる有料広告に関するトラブルへの対応事案
- 特別代理人選任申立てをして物件の明渡しを実現した事例
- 会社に対して時間外労働割増賃金を請求したところ、会社がみなし残業代制度を採用しているとして反論した事案
- 共有の不動産を分割するため、成年後見人選任申立を行い、共有物分割協議を行った事案
- 勤務先に退職届を提出したところ、勤務先から金銭を請求された事案
- 被害者からの過大な請求に対して交渉を行った事案
- 手術中に看護師が医師の手を傷つけてしまった事案
- 債権質を設定し、多額の損害賠償金を回収した事案
- 建物を収去させ土地の明け渡しに成功した事例
- 社内恋愛がセクハラ紛争に発展した事案
- リフォーム工事をしてもらった故人の相続人が、リフォームが不適切であったとして代金の返還を請求した事案
- 理由なく受けた降格処分を争った事案
- 建物退去交渉において、未払家賃と修繕費償還請求権を相殺した事案
- インターネット上の掲示板に名誉棄損的な書き込みがなされたので、その削除請求と刑事告訴を行った事案
- 建物賃借人と交渉し、和解の上、退去していただいた事案
- 相隣関係(騒音)
- 暴行を受けた場合の損害賠償請求依頼者に対して暴行を加えて傷害を負わせた者に対して、損害賠償の交渉を行った事案
- 暴行を受けた場合の損害賠償請求
- 過大と思われる請求への対応
- 不貞相手の配偶者に慰謝料を請求され和解書を作成した事例
- 体罰があったと生徒の親から慰謝料を請求された教師の事例
- 負担付贈与契約の解除
- 酔った相手に暴行を受けた場合の損害賠償請求
- 土地の明け渡しに成功した事案
- パチンコ店で,めくれ上がったマットにつまづき転倒し怪我をした為損害賠償した事案
- 判断能力不十分な兄弟の財産を守るために成年後見人選任申立をした事案